シリーズ 第17回

 山 陰 の 船 舶 Ship of Sanin

島根県内水面試験場 試験船 「ごず」

 

船首から見た試験船 「ごず」

 今回は、島根県の内水面水産試験場(平田市)所属の試験船「ごず」のご紹介です。「ごず」は、FRP製の双胴船で総トン数8.5トン 速力14.9ノットで、主に宍道湖、中海等の内水域の漁場調査等に使用されています。

 

試験船 「ごず」 の船尾部 

 「ごず」は、各種調査等の作業性を考慮した上で、船尾部に広めのフラットデッキと小型の吊り上げ用のブームが採用されています。また、写真からも分かるように、2基のアウトドライブが採用されています。これは比較的浅い水域にも対応することを目的としているものと思われます。

 

整備中の 試験船 「ごず」 

  ちなみに船名の「ごず」とは、中海などで親しまれている魚”ハゼ”の当地での愛称に由来しています。中海、宍道湖を有し、内水域の多い島根県で漁場調査、水質調査などで、内水面漁業の一翼を担う試験船「ごず」の今後の活躍が期待されています。

 

 

 こちらもどうぞ「島根県内水面水産試験場のページ」 (記事関連ページ)

 


前回号 メニュー 次回号