シリーズ 第16回

 山 陰 の 船 舶 Ship of Sanin

鳥取県境水産高校実習船 「わかたか」

今月の船舶は, 境水産高校の実習船 「わかたか」です。 小型船舶操縦士の養成のために今日もがんばっています.

 

船首から見た実習船 「わかたか」

 今回は、境水産高校の教育実習船 「わかたか」です。「わかたか」は平成9年建造で総トン数19トン、主機関770ps(馬力)のFRP製小型実習船です。写真からも分かるように、アッパーブリッチを有し、プレジャーボートのような容姿をしています。その容姿からも分かるように実践的な漁業実習用というよりは、基本的な航海、及び操船実習に用いられている物と思われます。

 

教育実習船「わかたか」 中央部の様子 

 「わかたか」の中央部の写真です。マストには方向探知器、レーダ用のアンテナ、風向風速計が装備されています。見通しの良さそうなアッパーブリッチなど、本格的プレジャーボートのお手本のような配置となっています

 

船尾方向から見た 教育実習船 「わかたか」 

 みなと祭り(毎年7月後半)などイベントのたびに駆りだされいつも大活躍の「わかたか」です。第一級小型船舶操縦士の養成校でもある同校の実習船としても、今後も活躍が期待されています。また、同校では、大型の実習船「若鳥丸」(273総トン)の待望の500トン型代船建造が決まっています。「わかたか」 新「若鳥丸」は、新しい時代の海員養成の期待を担っています。

 ちなみに、船首方向に見える大型船は巡視船「だいせん」(PLH10)です。

 

 

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