山 陰 の 船 舶 Ship of Sanin
水産庁漁業取締視船 「みはま」
今月の船舶は, 水産庁漁業取締船船 「みはま」です。 日本海での漁業の秩序の維持に奔走しています.
船首から見た漁業取締船 「みはま」
今回は水産庁漁業取締船船 「みはま」です。「みはま」は水産庁 境港漁業調整事務所 所属の漁業取締視船で総トン数499トンです。船橋前部甲板にはクレーンが設置され違法に設置された漁具の回収、および陸揚げ作業の効率化を図っています。
船尾方向からみた 「みはま」
「みはま」の後部からの写真、船籍港は水産庁本庁のある東京となっています。(ちなみに、水産庁取締船の船籍港は実にさまざまです。) 写真からはわかりにくいですが、搭載艇(漁業取締時の不法操業船に接舷用などに使用されている)とボートダビットが後部甲板に配置されています。 また、マストのヤードよりV字型にホイップアンテナが配置されスマートな印象を与えているのがよくわかります。
水産庁漁業取締船 「みはま」 の中央部
「みはま」の大きな特徴のひとつに、写真のように、船橋と煙突との間に比較的大型のマスト構造物があり、レーダー、方探、V字にホイップアンテナなどアンテナ群がここに装備されています。従来の船橋上部にマストを配置するのに比べすっきりした印象をあたえています。
外国船による不法操業等の事案など排他的経済水域(EEZ)時代の漁業取締活動は、ますます広域化、多様化しています。それに対応すべく水産庁取締船「みはま」は今日も日本海を航走しています。
こちらもどうぞ「水産庁のページ」 (境港漁業調整事務所 関連ページ)
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