境港に入港中の実習船「鵬丸」
今回の 「鵬丸(おおとりまる)」は、島根県立隠岐水産高校の実習船として平成2年に建造された。本船は、総トン数124トン 主機関は800PSの中型実習船です。2001年度より、浜田水産高校の実習船「若潮丸」(わかしおまる 総トン数116トン)の退役にともない島根県教育庁の所属となり、隠岐水産高校、浜田水産高校の共用となりました。島根県教育庁には、このほか遠洋実習船「神海丸」(しんかいまる 総トン数499トン)があり、鵬丸と同じように、隠岐、浜田の両水産高校共用船として国際遠洋航海実習に使用されています。


船尾より観た実習船「鵬丸」
写真は、離岸直後の鵬丸を船尾方向より撮影したものです。写真の集魚灯やイカ釣り機からもわかるように、主な実習装備はイカ釣りです。左舷船橋上の白いドームは、インマルサット受信装置が見えます。また、船尾に発泡スチロールのトロ箱が積んであるのが見えるので、近海イカ釣り実習期間中だと思われます。


境港を出港した「鵬丸」
本船は、現在は隠岐水産高校、浜田水産高校の共用ですが、建造時は、隠岐水産高校の所属でした。隠岐水産高校は、隠岐商船学校として1907年に創立した名門校で海運、水産界に多くの人材を輩出しています。
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