シリーズ 第6回

 山 陰 の 船 舶 Ship of Sanin

高速船「レインボー2」の巻

 

今月の船舶は, 山陰で一番早い船、隠岐汽船の「レインボー2」です。 今日も隠岐島と本土のあいだを、飛ぶように走っています。隠岐へおいでの際は、どうぞご利用下さい。 

 

隠岐西郷港に入港中の高速船「レインボー」

 今回は、隠岐汽船(株)所有の「レインボー2」です。本船は姉妹船「レインボー」とともに、隠岐島ー本土間を約70分で結ぶ航海速力38ノットの高速船です総トン数は304トン。(ちなみに「レインボー」は総トン数302トン)写真からもわかるように、2階建ての船室は、1階177名、2階140名の計317名が定員です。船形は、特徴的な双胴船(カタマラン:Catamaran)ですが、航海速力での航行時は、約1mほど船体を持ち上げ滑るように翼走する水中翼船です。

船尾より観た高速船「レインボー2」

  写真は、今まさに着岸寸前の「レインボー2」の船尾からの容姿です。本船は、プロペラを回すのではなく、吸い込んだ水を勢いよく吐き出すことによって推進するウオータージェット式推進装置が右舷左舷の両舷に装備されています。

 フェリー「おきじ」と高速船「レインボー2」

  本船客室は、リクライニングイス席で1階船室後部には、自動販売機、売店(季節により開業)があり、快適な船旅が楽しめます。

 

船にはこんなものもあります!

 本船には写真のような銘板が掲示してあります。

 建造造船所である三菱重工(株)、建造年1998年、三菱重工のシップナンバー(建造番号)が、書いてあります。建造造船所の誇りのような物を感じます。

 下のプレートには、船舶番号(日本船籍の船に割り当てられた固有の番号)、総トン数が記されています。 
1階船室に掲げられた銘板

 


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