シリーズ 第38回

 山 陰 の 船 舶 Ship of Sanin

水産庁 漁業取締船「みうら」

 

船首方向から見た「みうら」

 今回ご紹介するのは、前回につづき境港水産調整事務所 所属の漁業取締船「みうら」です。総トン数499トンの鋼船です。船籍港は神奈川県三浦市です。

船体中央付近の 「みうら」

 白い船体に赤をベースとした水産庁の煙突マークが生えます。「みうら」の中央部の写真ですが、同僚の「海鳳丸」と比べると細い船橋上部のマストが特徴です。後部には、接舷用と思われる船外機付き大型ゴムボートと同ゴムボートを収納するためのダビットが装備されています。

船体後部の 「みうら」

 外国漁船による漁業条例違反事例が多発する昨今の山陰沖海域。休漁期間の実施など長年にわたる地道な資源回復活動などでズワイガニなど水揚げの回復が期待される山陰沖海域でその隙をねらう外国漁船の取締りに今年もその活躍が期待されます。


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