シリーズ 第19回

 山 陰 の 船 舶 Ship of Sanin

島根県 漁業試験船 「明風」

 

船首から見た漁業試験船 「明風」

 今回は、6月の「島根丸」の僚船、島根県の漁業試験船「明風」のご紹介です。「明風」は、昭和62年12月に建造された鋼船で総トン数41トン 、主機馬力は600psで、主に沿岸での海洋観測、漁場調査等に使用されています。船籍港は松江市(島根県県庁所在地)です。

 

漁業試験船 「明風」 の船尾部 

 「明風」は、写真から分かるように、板びき網(網の前に開口板と呼ばれる板を装備し、開口しやすくする底引き漁)による調査が主力のため、写真のような後部構造になっています。またサイドスキャニングソナーが装備され海底の調査がしやすくなっています。

 

母港停泊中の 漁業試験船 「明風」 

 「明風」の母港は浜田市(浜田漁港)で僚船の沿岸用漁業試験船の「島根丸」(総トン数142トン)と、共に水産都市、浜田市の漁業の振興に一役買っています。船齢が経過し沿岸漁業の将来性を調査するためにも、「明風」の代船建造が期待されています。

 

 

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