シリーズ 第42回

 山 陰 の 船 舶 Ship of Sanin

隠岐観光(株)フェリー どうぜん」

 

船首方向から見た「フェリーどうぜん」

 今回ご紹介するのは、隠岐観光(株)の「フェリーどうぜん」です。全長44.7m 幅9.6m 総トン数199総トン 航海速力13ノット。前任の「フェリーびんご」の老朽化にともない、代船として平成15年4月より就航しました。建造所は興亜産業(高松市)です。

船体後部から見た 「フェリーどうぜん」

 斬新なデザインの船体の内部は、船首及び船尾に開閉用ゲートを持ち、約10台の車両を搭載する車両甲板と、約100人の旅客定員を有する客室があります。実用性とともに、船内はバリアフリー化され、またアンチ ローリング タンクが採用され動揺対策が施されるなど乗客にやさしい設計が施されています。

航行中の 「フェリーどうぜん」

 隠岐観光の欠かせぬ足として、隠岐諸島の「島前(どうぜん)」と呼ばれる西ノ島(西ノ島町別府港)〜中ノ島(海士町菱浦港)〜知夫里島(知夫村来居港)の三島間を、平成15年4月に同時就航した高速連絡艇「いそかぜ2」とともに結んでいます。また、「フェリーどうぜん」は生活航路としてもたいへん重要な役割を果たしています。

 

こちらもどうぞ隠岐観光(株)のホームページ


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