シリーズ 第10回
山 陰 の 船 舶 Ship of Sanin
島根県漁業取締船「せいふう」
今月の船舶は, 島根県漁業取締船 「せいふう」です。今日も海のルールの確立のために、日夜、日本海を走り回っています.
船首から見た島根県漁業取締船 「せいふう」
今回の島根県漁業取締船 「せいふう」は、所有者は島根県で総トン数120トン全長36m幅6.5mです。 本船は、平成9年に老朽化したそれまでの取締船「清風」の代船として新造されました。
主な任務は、島根県条例(水産関連法規)違反の取締で、東西に細長く、隠岐諸島を有する島根県沖海域の取締を一手に引き受けています。EEZ(排他的経済水域)時代の業務の遂行のために、いろいろな装備が施されています。
船尾方向から見た島根県漁業取締船 「せいふう」
スタビライザや、高速走行時のピッチング対策としてアンチピッチングフィンの採用など、荒天候時の対策が施され船体の揺動の減少につとめています。(写真の船尾の2つの円形の穴は機関の排煙用です。)
母港の七類港で船体を休める「せいふう」
「せいふう」の船体後方の舷側に見えるえんじ色のマークは島根県章(島根県旗)です。
ところで、写真で船首方向の白い建物は、「メテオプラザ」で、隠岐汽船の七類フェリーターミナルとして利用されています。そのほかに温水プールや美保関隕石の展示があります。
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