シリーズ 第12回

 山 陰 の 船 舶 Ship of Sanin

兵庫県水産実習船 「但州丸」

今月の船舶は, 兵庫県水産実習船 「但州丸」です。今日も海の若人を鍛えるために、海を走り回っています.

 

船首から見た兵庫県水産実習船 「但州丸」

 今回の兵庫県水産実習船 「但州丸」は、総トン数499トン全長56.19m幅9.5mです。 本船は、兵庫県立香住高校漁業科の実習船としての使用を主な目的として平成7年に着任しました。所有者は、兵庫県。船籍港は兵庫県神戸市です。 

 写真は、境港入港時のものです。

 

「但州丸」 の船橋周辺の構造物 

 同船は、サイパン沖でのマグロ延縄漁の実習で国際遠洋航海に使用されます。船橋上部の大きめのしっかりしたマスト構造物やインマルサット海事衛星用アンテナや2本のレーダーアンテナの配置具合などがわかります。また、白い船体に青いラインがスマートな印象を与えています。

 

船尾方向から見た 「但州丸」

 「但州丸」船尾方向からのショット。この角度から見ると、トロール用の油圧開閉式舷門やリールが見えます。これは、香住高校のある兵庫県城崎郡はマツバがになどを獲る底引き網が主な漁業のため、香住高校でも実習装備されているものと思われます。

 ちなみに、「但州丸」前方のちいさな白い船影は、境海上保安部所属 巡視船「おき」(PL01)です。

 

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